URL に noindex が指定されています:修正か放置かの判断
「URL に noindex が指定されています」の意味、意図した noindex と消し忘れの見分け方、メタタグや X-Robots-Tag ヘッダーの修正方法を解説します。
「URL に noindex が指定されています」(英語版では "URL marked 'noindex'")は、Google がページをクロールし、インデックスに登録しないよう求める指示を見つけ、それに従ったことを意味します。ほとんどのサイトでは、このステータスの URL の大半は正しい状態です。購入手続きのページ、アカウントのページ、サイト内検索の結果は、Google に表示されないのが本来の姿です。問題になるのは、検索に表示させたいページがリストに入っている場合や、自分の XML サイトマップが、Google に近づくなと伝えているページを送信している場合です。
このステータスの意味と以前のラベル
Google のページ インデックス登録レポートのドキュメント(2026 年 10 月に確認)は、「URL に noindex が指定されています」をページがインデックスに登録されない理由の 1 つとして挙げ、「Google がページをインデックスに登録しようとしたところ、'noindex' ディレクティブが検出されたため、インデックスに登録しませんでした」と一行で説明しています。同じドキュメントによると、ページをインデックスに登録させたくないなら何も変更する必要はなく、登録させたいならディレクティブを削除します。
ディレクティブが Google に届く場所は 2 つあります。
- HTML 内の robots メタタグ:
<meta name="robots" content="noindex">、または Google 専用の<meta name="googlebot" content="noindex">。 - HTTP レスポンスのヘッダー:
X-Robots-Tag: noindex。Google は値noneも受け付け、noindex, nofollowとして扱います。ヘッダーはX-Robots-Tag: googlebot: noindexのように、特定のクローラーだけを対象にすることもできます。
Google が従えるのは、読み取れるルールだけです。robots.txt でブロックされたページは取得されないため、そのページの noindex は読まれません。これは別のステータスで、robots.txt とクロールアクセスのガイドで扱っています。
「noindex タグによって除外されました」で検索してこの記事にたどり着いた方が見ているのは、以前の名前で表示されていた同じステータスです。Google が 2022 年にレポートを再編する前、このステータスは "Excluded" グループの「noindex タグによって除外されました」として表示され、サイトマップで送信された noindex のページは、別のエラー「送信された URL に noindex タグが追加されています」として扱われていました。問題の分類の更新に関する Google のヘルプページによると、「送信された」が付く各エラーは、対応する除外のステータスと統合されて 1 つの問題になりました。
問題なのか:修正、放置、経過観察
何かを変更する前に、それぞれの URL が何のためのページかを判断します。
| サンクスページ、カート、購入手続き、アカウント、ログイン、サイト内検索のページ | 放置。noindex は役目を果たしています。 |
| サイトのステージング版、プレビュー版、テスト用のコピー | 放置。そのうえで、本番サイトに noindex がないことを確認します。 |
| 検索から外すと決めたアーカイブ、タグ、絞り込みのページ | 意図的に決めたのであれば放置。 |
| 見つけてもらいたい商品、サービス、記事、ランディング ページ | 修正。 |
| ホームページ | 直ちに修正。 |
| XML サイトマップに掲載されている | 修正。noindex かサイトマップの項目のどちらかが誤っています。 |
| 何か月も問題なかったのに、公開、移行、プラグインの更新の後に件数が急増した | 経過観察。急増の原因となった変更を突き止めます。 |
Diagram source
flowchart TD
A["URL に noindex が指定されています"] --> B{"このページを Google に表示させたいか"}
B -->|いいえ| C{"XML サイトマップに掲載されているか"}
C -->|いいえ| D["放置する。ステータスは正しい"]
C -->|はい| E["サイトマップから外す"]
B -->|はい| F{"公開 URL のテストでもまだ noindex が表示されるか"}
F -->|いいえ| G["修正済み。インデックス登録をリクエストし、再クロールを待つ"]
F -->|はい| H{"どこで検出されたか"}
H -->|robots メタタグ| I["テンプレート、CMS の設定、プラグインを修正する"]
H -->|X-Robots-Tag ヘッダー| J["サーバー、CDN、ホスティングのルールを修正する"]noindex はどこから来るのか
1. 意図的に設定されている。 検索上の価値がないページ、非公開のページ、重複した表示は、設計どおり noindex になっています。健全なサイトでは、このレポートの URL の大半がこれに当たります。
2. ステージング用の設定が公開後も残っている。 noindex を付けた状態で構築したサイトでは、テンプレート、環境ファイル、テーマのオプションがそのまま本番環境に移ると、noindex も残ります。訪問者は何も気づかないまま、再クロールされるたびにページが Google から消えていきます。
3. CMS のサイト全体のスイッチ。 WordPress には、「設定」>「表示設定」に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」というチェックボックスがあります。WordPress のドキュメントによると、バージョン 5.3 以降、このオプションはサイトのページの head に noindex,nofollow の robots メタタグを追加します。現在のバージョンでは、<meta name='robots' content='noindex, nofollow' /> のように一重引用符で出力されます。ステージング用のコピーでチェックが入ったままになり、データベースのインポートで本番環境に持ち込まれるだけで十分に起こります。
4. プラグインやテーマの既定値。 SEO プラグインやテーマは、タグアーカイブ、投稿者アーカイブ、メディアの添付ファイルページ、ページ分割された一覧など、コンテンツの種類ごとにインデックス登録を制御していることがよくあります。更新、設定のインポート、既定値の変更によって、URL のグループ全体が一度に noindex に切り替わることがあり、件数が少しずつではなく急に増えやすいのはそのためです。
5. 誰の目にも触れない X-Robots-Tag ヘッダー。 このヘッダーはウェブサーバー、CDN、ホスティング プラットフォームで設定されるため、ページのソースには一切現れません。よくある発生源は、PDF 用に書いたヘッダーのルールがすべてのパスに一致している、ステージング用のルールが本番ホストに残っている、プレビュー用のデプロイに X-Robots-Tag: noindex を自動で付けるホスティング プラットフォーム、などです。ページのソースに問題がないのに Search Console が noindex を報告している場合は、ヘッダーを確認してください。
6. JavaScript で削除しようとしている。 一部のシングルページ アプリケーションは、最初の HTML に noindex を含めて配信し、読み込み後に JavaScript で削除します。Google の JavaScript SEO に関するドキュメントは、Google が noindex を検出するとレンダリングや JavaScript の実行を省略する場合があり、その削除処理が実行されないこともあると警告しています。配信される HTML とレンダリング後の HTML の差については、JavaScript レンダリングのガイドで広く扱っています。
深刻なケース:サイトマップで送信している noindex のページ
サイトマップはインデックスに登録させたい URL の一覧です。そのうちの 1 つに noindex があれば、正反対のことを伝えていることになります。Google は noindex に従いますが、この矛盾は、そのページについてサイトの仕組み同士の意見が食い違っていることを示しています。
2026 年 5 月から 10 月に SEOReport がサイトマップのページを取得した外部ウェブサイト 29 件のうち、4 件(14%)が、自分の XML サイトマップに noindex が指定されたページを 1 件以上掲載していました。見られたパターンは、ショップのカート、購入手続き、アカウントのページがサイトマップに残っているというものです。同じ監査でホームページに問題はありませんでした。2026 年 5 月から 10 月に SEOReport が監査した外部サイトのホームページ 45 件のうち、メタタグや X-Robots-Tag ヘッダーに noindex があったものは 1 件もありません。見つけるべき noindex の問題は、サイトのもっと奥にあります。
Search Console でこの部分だけを確認するには、ページ インデックス登録レポートを開き、グラフの上にあるフィルタを「すべての既知のページ」から「送信されたすべてのページ」に変更します。送信したサイトマップや robots.txt に記載したサイトマップに含まれている URL は、Google がリンクからも見つけていたとしても、送信済みとして数えられます。このフィルタを適用した状態で「URL に noindex が指定されています」に残っている URL には、noindex を削除するか、サイトマップから外すかの判断が必要です。自動生成されるサイトマップをインデックス可能な URL だけに限定する方法は、XML サイトマップのガイドで説明しています。
canonical タグや別言語版へのリンクが noindex のページを指している場合にも、同じ矛盾が起こります。こうした組み合わせをサイト全体で分析したものが、インデックス可否の矛盾に関する分析です。
どの原因に当てはまるかを確認する方法
まずは URL 検査ツールから。 結果の「ページのインデックス登録」セクションにある「インデックス登録を許可?」の欄に理由が表示されます。たとえば「いいえ: 'robots' メタタグで 'noindex' が検出されました」や「いいえ: 'X-Robots-Tag' http ヘッダーで 'noindex' が検出されました」です。この 1 行で、HTML とサーバーの設定のどちらを調べればよいかがわかります。
日付を確認する。 既定で表示される結果は Google が最後にクロールしたバージョンで、「前回のクロール」の欄にその日時が表示されます。その日付より後にページを変更した場合、結果は古いページについてのものです。
公開 URL のテストを実行する。 「公開 URL をテスト」を選択し、次に「テスト済みのページを表示」を選択します。公開 URL のテストでは、Google が現在受け取る HTML と HTTP レスポンス ヘッダーが表示されます。ブラウザでは表示されないヘッダーも含まれます。ただし、サイトマップや参照元ページは確認されません。それらはインデックス登録済みの結果に表示されます。
ターミナルで再現する。 次の 2 つのコマンドで、任意の URL のヘッダーとメタタグを確認できます。WordPress はタグを一重引用符で出力するため、2 つ目のパターンは一重引用符と二重引用符の両方に一致するようにしています。
# Response headers only: look for x-robots-tagcurl -s -D - -o /dev/null https://www.example.com/pricing/ | grep -i "x-robots-tag"# Robots meta tags in the HTML the server returnscurl -s https://www.example.com/pricing/ | grep -i -o -E "<meta[^>]*name=[\"']?(robots|googlebot)[\"' >][^>]*>"
どちらのコマンドも何も出力しなければ、サーバーは curl に noindex を送っていません。それでも Search Console の結果と食い違う場合は、curl -s の後に -A "Googlebot" を加えて両方のコマンドを再実行してください。サーバーや CDN によっては、クローラーのユーザー エージェントに異なる応答を返します。
結果は組み合わせて読み取ります。
| noindex | 問題なし | 問題なし | 修正済みだが、Google がまだ再クロールしていない |
| メタタグに noindex | noindex | noindex | テンプレート、CMS の設定、プラグイン |
| メタタグに noindex | noindex | 問題なし | 読み込み後に JavaScript がタグを追加している、またはサーバーや CDN が Google に別の HTML を返している |
| ヘッダーに noindex | noindex | 問題なし | サーバー、CDN、ホスティングのルール |
原因に応じて修正し、検証する
- CMS のスイッチ: 本番サイトで「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外し、ステージングから本番へコピーするたびに再確認します。
- プラグインやテーマの設定: 該当するコンテンツの種類やアーカイブをインデックス可能に戻し、サンプル URL を 1 つ選んで、サーバーが返す HTML からタグが消えたことを確認します。
- テンプレートや環境変数: 本番を既定値にし、noindex を例外として扱います。そうすれば、設定が欠けていても公開中のサイトが隠れることはありません。
- X-Robots-Tag ヘッダー: ウェブサーバー、CDN、ホスティング プラットフォームでルールを見つけ、ステージング用のホスト名やインデックスさせたくない PDF ファイルなど、必要なパスだけに対象を絞ります。
- JavaScript による削除: インデックスさせたいページでは、最初の HTML から noindex を取り除きます。
- サイトマップに含まれている意図的なページ: noindex はそのままにし、URL をサイトマップから外します。
検索結果から消したいページに robots.txt の Disallow を追加しないでください。Google から noindex が見えなくなり、そのページが検索結果に表示され続ける可能性があります。
そのうえで、次の順に検証します。まず、公開 URL のテストを再度実行し、「インデックス登録を許可?」が「はい」になったことを確認します。次に、修正した重要なページについて「インデックス登録をリクエスト」を使います。Search Console にはこのリクエストに 1 日あたりの上限があり、Google の URL 検査ツールのドキュメントによると、インデックス登録には通常 1 日ほどかかりますが、さらに長くかかることもあります。最後に、ページ インデックス登録レポートで該当する問題の「修正を検証」を選択します。Google のドキュメントによると、検証には通常最長で約 2 週間かかり、さらに長くかかることもあります。
注意点が 1 つあります。検証ではその問題に表示されている URL が再確認され、該当箇所が残っているのを Google が見つけると検証は停止します。意図的に noindex にしているページもリストに含まれていれば、検証は合格しません。その場合は、修正した URL を URL 検査ツールで 1 つずつ追跡し、インデックス登録済みに移るのを確認してください。
Search Console からわかるのは、Google がどの URL を除外したか、そして URL 1 件ずつについて、どこでルールを見つけたかです。SEOReport の完全な診断では、サイトマップに掲載されたページを読み込み、robots メタタグが noindex になっているページを、調べたページ数とともに 1 件ずつ示します。ホームページについてはメタタグと X-Robots-Tag ヘッダーの両方を読み、ホームページの canonical タグが noindex のページを指していないかを確認します。また、noindex のページを指している別言語版へのリンクも指摘します。これで、意図したものと意図しないものに仕分けるための 1 つのリストが手に入ります。URL を 1 件ずつ確認する方法には、1 回の AI セッションではサイト全体を監査できない理由で説明したのと同じ規模の問題があります。
よくある質問
noindex を付けると、Google はページをクロールしなくなりますか?
いいえ。Google はルールを読むためにページをクロールする必要があります。あるセクションの取得を Google にやめさせるかどうかは robots.txt で決めることであり、Google に読んでもらう必要がある noindex と組み合わせるべきではありません。
noindex を削除してから、ページが検索結果に戻るまでどのくらいかかりますか?
Google がページを再クロールするまでは何も変わりません。Google のドキュメントによると、重要度の低いページでは再クロールまで何か月も待つことがあります。「インデックス登録をリクエスト」は 1 つの URL の再クロールを依頼するものですが、ページがインデックスに登録されることは保証されません。
ページのソースに noindex がないのに、Search Console に noindex と表示されるのはなぜですか?
理由はたいてい次の 3 つのうちの 1 つです。結果がページを修正する前のクロールに基づいている、noindex がページのソースには表示されない X-Robots-Tag ヘッダーで送られている、サーバーや CDN が Google のクローラーとブラウザに異なる応答を返している、のいずれかです。公開 URL のテストを使えば判断がつきます。Google が現在受け取っている HTML とヘッダーが表示されるからです。
タグ、カテゴリ、投稿者のアーカイブは noindex にすべきですか?
記事そのものにはない価値を検索ユーザーに何も提供しない場合に限ります。アーカイブの種類ごとに一度だけ判断し、その判断を 1 つの設定で適用し、noindex にしたアーカイブはサイトマップから外してください。